お祭り当日は毎年8万人近くの来訪者がごった返す茅ヶ崎西浜海岸(サザンビーチちがさき西側)。
浜降祭はちょっと一風変わったお祭り。実はあまり知られていない「関東三大奇祭」にも選ばれているんです。
果たして混雑を避けてお祭りが楽しめる観覧場所があるのでしょうか?
その時間その時間で見どころが変わります。
今回は見どころやおすすめの穴場スポットを時間帯別で紹介します。
気合い!『宮出し』 3〜4時
神輿を保管している神社(お宮)から海まで出発する為に行われる、各地区ごとに行われる1番最初のイベントです。
実は、地元民にとって1番気合いが入り、神輿に対する想いが全面に引き出される場面がこの『宮出し』なのです。
お祭り当日の3ヶ月位前から神輿の組み立て、設営、担ぎの練習といった期間を過ごし、浜降祭に向け準備を進めていきます。
私は茅ヶ崎の土地に移り住んで5年ばかり。まだまだ新参者ですので、担ぐ機会もゲット出来ず。。
毎年かつげるようにぐいぐいアピールしてはいるのですが、
神輿の周りでワイワイ、ガヤガヤする役割です。
それでも楽しんでます!
最高潮!『禊(みそぎ)』海岸6〜7時
浜降祭のメインイベント!
各地区から集まった神輿が一斉に海に入る
『禊(みそぎ)』
なんと言っても『禊』が浜降祭最大の見どころです。
ここに全ての気合いと力を注ぐ団体も少なくないのでは?
2パターンの団体に注目!
迫力があるのは間違いなく一斉に海に入っていく場面です。
しかし、もう一方では海に入らない団体もあります。
ずっと浜で担ぎ続けるのですが、神輿と神輿が気合いでぶつかり合う「ケンカ神輿」もご覧になれます。
盛り上げるためにやるので、お互いに過度なぶつかり合いにはならない様にはしていますが、一部ヒートアップしちゃった人々が本当に取っ組み合いを始めちゃったなんて事も度々見かけます。
ホントに喧嘩をしちゃった人は後でみっちりお説教だそうです。。
復活!『お発ち』8時
『お発ち』は式典が終わり1時間の休憩を挟んだ後にスタートします。
息を吹き返した担ぎ手達の、地鳴りがする様な掛け声と共に、それぞれのお宮へ帰順していくイベント。
最大の混雑と共に、大いに盛り上がる場面ですね!他の団体もいるので、この時ばかりはとやたら張り切る神輿も結構見かけます。
去年私は、大行列のトイレにハマり、ようやくスッキリした頃には、海岸もスッキリ!
なんと参加する事が出来ませんでした。
走って追いかけるという失態をおかしてしまいましたので、
もし、見物したい!って方はトイレは30分前には済ませておくという事を心掛けておけば安心してご覧になれます。
楽しむ!『巡回』8時〜終わりまで
その名の通り、「ドッコイドッコイ!」の掛け声と共に町中を練り歩くイベント。
神輿が1番イキイキ跳ね、見てても楽しめる場面がこの『巡回』。
地元の方々と一緒にワイワイ楽しみたい方におすすめです!
『巡回』はお祭りの関係者や寄付金を下さった方々へ感謝のしるしとして、各家々の前を通り、タイミングが合えば、家の方を交えて一緒に担いだり。
そんな素敵な時間です。
いわば感謝祭です。
感謝をしながら練り歩く、担ぎ手も観覧者も笑顔が多く、
神輿がシャンシャンと鈴を鳴らして、1番イキイキと楽しめるハッピータイムです!
私が最も好きな場でもあります。
感動!『宮入り』ラスト夕方
最後の力を振り絞り、声も振り絞り、1番力の込める場面が最後の『宮入り』
元の神社に神輿を返すイベントです。
時刻は16時前後。
半日近く神輿を担ぎ通し(もちろん要所で休憩もあります)、体力も限界間近!
それでも声を振り絞り叫びながら気力だけで担ぐこの宮入りは1年間の締めくくりでもあるので、関係者にとっても感動のエンディング。
泣き叫びながら担ぐ人も少なくありません。
涙腺の緩い方は一緒に涙しながら感動を味わって下さい。
まとめ : 茅ヶ崎海岸浜降祭。御神輿のみどころを紹介。
私達、地元民にとっては最も力や想いが込められるのは
【 宮出し 】
【 巡回 】
【 宮入り 】
この3つなんです。
他はというと、実はサブイベント的な存在。地元民は、、、です。
それでもやはり浜降祭で1番の醍醐味『禊(みそぎ)』です!
担ぎ手は大変!
砂浜はまさに地獄そのもの!!
普段アスファルトで慣れているので、砂に埋まって思うように足は上がらない!
歩き続けてるので、疲れもピーク!
それでも、他の地域に負けないように今まで以上に神輿を揺らして、叫んで叫んで。
言ってしまえば、自己満足の世界なのですが。。
自己満足でも限度を超えると周りにも伝わるんです!
いろんな想いが詰まった神輿は、観ている側も思わず魅き込まれてしまうでしょう。
拍手に、歓声に満ちた浜降祭。
是非一度は体験してみて下さい!!
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